佐藤優

佐藤優・田中森一「正義の正体」

正義の正体田中 森一集英社 2008-03-26売り上げランキング : 3294おすすめ平均 純粋に楽しめる対談本一気に読んでしまいました外務省と東京地検の異端児が語る組織事情と国策捜査Amazonで詳しく見る by G-Tools ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の「怪談」…

佐藤優「国家の謀略」

国家の謀略佐藤 優 おすすめ平均 国家および民族のための諜報インテリジェンスについて分りやすく説明されている宗教の持つ意味とは?面白い!ビジネスに応用できるかどうかは何ともAmazonで詳しく見る by G-Tools◎池田徳眞「プロバガンダ戦史」の原則から見…

田中森一「反転―闇社会の守護神と呼ばれて」

反転―闇社会の守護神と呼ばれて田中 森一 おすすめ平均 「検察」の驚愕の事実特捜が断片情報から本丸攻略までのからくりを生々しく描写犯罪なんて便宜的な枠組みでしかないバブルに踊らされた団塊世代の独白迫力はある。でも、、、Amazonで詳しく見る by G-T…

佐藤優・魚住昭 「ナショナリズムという迷宮―ラスプーチンかく語りき」

ナショナリズムという迷宮―ラスプーチンかく語りき佐藤 優 魚住 昭 朝日新聞社 2006-12売り上げランキング : 35202おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools …(佐藤優は「国家の罠」において)いわば国家を愛しながら平然と突き放すという離れ業をあっさ…

鈴木宗男・佐藤優「反省 私たちはなぜ失敗したのか?」

反省 私たちはなぜ失敗したのか?鈴木 宗男/佐藤 優 アスコム 2007-06-15売り上げランキング : 6557おすすめ平均 恐るべき官僚の実態を知る手がかりに可笑しさと怖ささらなる深層の真相を想像するAmazonで詳しく見る by G-Tools 佐藤優氏、鈴木宗男氏の著書は…

藤原正彦「日本人の矜持―九人との対話」

日本人の矜持―九人との対話藤原 正彦 新潮社 2007-07売り上げランキング : 39536おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools 小学校において重要なのは、一に国語、二に国語、三,四がなくて五に算数。他の科目はすべて十以下といっていい。(73p) 藤原正彦…

佐藤優「獄中記」

獄中記佐藤 優 岩波書店 2006-12売り上げランキング : 2385おすすめ平均 強靱な精神力に脱帽知性と行動、そして外交の失策。出会いの本 Amazonで詳しく見る by G-Tools しかし佐藤優氏の書く文章は、どうしてこれほどまでに読者を引きつけるのだろうか? 以…

民主党よ、驕るなかれ

安倍首相の自滅に際しての、民主党のおごった雰囲気が気になる。その象徴的な存在が鳩山由紀夫幹事長だ。安倍首相の辞任表明を受けた直後の民主党ミーティングで、挨拶にたった鳩山氏は、同僚のチャチャに苦笑いを浮かべ、せせら笑った。本当に数秒の出来事…

佐藤優「獄中記」を読んで獄中生活について考えた

佐藤優「獄中記」を読んだ。書評については次の機会に譲るが、今日は佐藤氏の体験した獄中生活に対しての所感を書いてみたい。 本書を読み終えて、率直に、獄中生活も悪くないな、と思った。佐藤氏のような獄中生活を送れるのであればわたしもやってみたいな…

一つの妖怪が世界を徘徊している、――グローバリゼーションの妖怪が。

一つの妖怪が世界を徘徊している、――グローバリゼーションの妖怪が。 この言葉はもちろん有名なマルクスの言葉「一つの妖怪がヨーロッパを徘徊している、――共産主義の妖怪が」(共産党宣言)をもじったものである。マルクス主義とグローバリゼーションが関係…

佐藤優「国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて」再読

国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて佐藤 優新潮社 2005-03-26売り上げランキング : 92おすすめ平均 上四半期最大の収穫の1つ最高「国家の罠」を暴露した書物Amazonで詳しく見る by G-Tools 本書については2年ほど前に書評を書いているが(国家の罠)、…

流域管理、環境ガバナンスを動かしていくためにはどうすれば良いのか

1 地域の自然資源管理の課題 先日の書評、佐藤優「自壊する帝国」において、わたしは佐藤氏の発言を引きながら、「部局間の仕事の重複」=「仲が悪くなる」という定式を重複悪化説と呼び、北海道の自然資源管理の事例と絡めて議論した。その流れで、日本の…

佐藤優「自壊する帝国」

自壊する帝国佐藤 優 おすすめ平均 人と交わること『国家の罠』以前に何があったか素晴らしい本だが、警戒しながら読んでほしい日本には希薄な「地政学」および政治と宗教、民族学の着眼がここにあるラスプーチン青春記Amazonで詳しく見る by G-Tools 間違い…

手嶋龍一,佐藤優「インテリジェンス 武器なき戦争」

インテリジェンス 武器なき戦争手嶋 龍一 佐藤 優 おすすめ平均 事実と論理と闇の世界情報戦の底深さ並みのスパイ小説なんかより100倍面白い! さすがにプロフェッショナル外交や事件の裏が分かる本Amazonで詳しく見る by G-Tools 日本最高水準の外交専門家…

鈴木宗男,佐藤優「北方領土『特命交渉』」

北方領土「特命交渉」鈴木 宗男 佐藤 優 おすすめ平均 「自壊する帝国」に続き再び唖然。「本当の悪」とは何かを皆でよーく考えよう!!鈴木宗男のグローバルな外交感覚に驚きAmazonで詳しく見る by G-Tools 毒を盛られた疑いで重体となっていた元ロシア連邦保…

鈴木宗男「闇権力の執行人」

闇権力の執行人鈴木 宗男 おすすめ平均 官僚支配打破こそが改革の本丸!小泉政治の腐敗に絶望させられる本恐るべき野党議員の誕生権力闘争の恐ろしさ面白かったAmazonで詳しく見る by G-Tools 前書「反乱」がどこか奥歯にものが詰まったような物言いだったの…

怒り

今日は本当に悪い日だった。 仕事上で付き合いのある機関から調査ものの書類がきていたのだが、これが非常にめんどくさいシロモノだった。この忙しい時期に調査ものが来ること自体心中穏やかでないのに、それがとても手間がかかる内容だったから、余計に腹立…

佐藤優「国家の自縛」

国家の自縛佐藤 優 おすすめ平均 「国家主義者」佐藤優圧倒的な外交経験値と知力に感嘆する永田町の皆様へ強靱な知性Amazonで詳しく見る by G-Tools 前作の名著「国家の罠」もそうだったが、本書は、わたしのような外交シロートにとって、とてもためになる入…

津本陽「異形の将軍 上・下―田中角栄の生涯」

異形の将軍 上―田中角栄の生涯津本 陽幻冬舎 2002-10売り上げランキング : 21,351おすすめ平均 角栄小説の最高峰小さき声を代弁する大きな声戦後の政治史における田中角栄とは何かAmazonで詳しく見る by G-Tools異形の将軍 下―田中角栄の生涯津本 陽幻冬舎 2…

「21世紀の倫理を考える②」(勉強会での発言要旨)

3.伝統的な民主主義批判 民主主義批判は、何もわたしが最初なわけではなく、哲学や社会科学などの分野では伝統的におこなわれてきました。 古いものでは、古代ギリシャの哲学者のプラトンの批判が有名です。古代ギリシャのアテネで行われていた政治は直接…

佐藤優「国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて」

国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて佐藤 優新潮社 2005-03-26売り上げランキング : 92おすすめ平均 上四半期最大の収穫の1つ最高「国家の罠」を暴露した書物Amazonで詳しく見る by G-Tools ムネオ騒動を覚えている人も多いだろう。本書は、そのムネオ…