森林管理
日本人はどのように森をつくってきたのかコンラッド タットマン Conrad Totman 熊崎 実 おすすめ平均 日本の森林について学ぶ人の必読書森林から見た日本の歴史昔々の森の話。Amazonで詳しく見る by G-Tools4 近世における造林技術の確立〜植栽 …造林書や林…
日本人はどのように森をつくってきたのかコンラッド タットマン Conrad Totman 熊崎 実 おすすめ平均 日本の森林について学ぶ人の必読書森林から見た日本の歴史昔々の森の話。Amazonで詳しく見る by G-Tools 古代から近世までの日本の森林管理の実像を、通史…
1 地域の自然資源管理の課題 先日の書評、佐藤優「自壊する帝国」において、わたしは佐藤氏の発言を引きながら、「部局間の仕事の重複」=「仲が悪くなる」という定式を重複悪化説と呼び、北海道の自然資源管理の事例と絡めて議論した。その流れで、日本の…
北海道の胆振支庁のとある町で開かれた、森林関係者の研究会に参加し、事例報告とパネルディスカッションをした。この研究会は大学などの研究者が主体のイベントであるが、当日は行政関係者も多く集まり、100人を越える規模で熱気がある中での学会となった。…
昨日、農家回りで造林事業の推進をしていたら、一人の農家にドキッとすることを言われた。 「お前、そりゃ森の公益的機能は分かるけど、やっぱり少しくらいはカネにならないと魅力はないわな」 森林管理の仕事に携わる者として、この指摘が一番つらい。フー…
質問:地域のC川の流量が、昔に比べてかなり減った。推移データによると30年前と比べ、C川の水位は1mくらい低下している。これは流域の森林が伐採されたからではないか。 答え:河川の流量が減った原因はよく分からない。C川については、私見では森林伐…
1. 環境問題議論の安直さ 最近、環境問題についての議論の安直さが気になっている。 環境問題はもちろん大切な問題なのだが、「大切なことだから」「良い事だから」ということで乱暴な論調が多いように思う。たとえば、今さかんに報道されている地球温暖化問…
時間についての十二章―哲学における時間の問題内山 節岩波書店 1993-10売り上げランキング : 236,035Amazonで詳しく見る by G-Tools 伝統的山里の視点から、自然と労働の問題について思考を深める哲学者・内山節の代表作。群馬県上野村という山村での生活に…
森はよみがえる―都市林創造の試み石城 謙吉講談社 1994-09売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools 森林管理の現場で働く人々にとっては非常に実践的な本である。 著者の石城謙吉は、大志を抱き、北海道大学苫小牧演習林に赴任し、演習林の一大…
世は環境の時代であり、森林管理の世界には追い風が吹いている。北海道では、魚類保全を目的とした水辺林造成や、二酸化炭素吸収源の話などが注目を浴びている。こうした風潮の中で、森林管理の現場にいる我々も一念発起せねばならないのだが、そこにはいく…
先日(10月29日)は、久しぶりにチェーンソーを持っての間伐作業をした。 普段、わたしは地域の森林管理に携わっているが、実際の仕事はデスクワークが多く、自らチェーンソーを持って山で作業をする機会はほとんどない。今回は、研修会でチェーンソーを使っ…