2017-01-01から1年間の記事一覧

東野圭吾「さまよう刃」 (角川文庫)

娘を持つ親にとっては身につまされるストーリー。 大切にしている一人娘が、花火大会の日に少年グループに拉致され、蹂躙され酷い殺され方で死んでしまう。復讐に燃える父親:長峰は加害者少年の1人を殺し、さらに主犯格の少年を追う。少年法の被害者側視点の…

東野圭吾「宿命」 (講談社文庫)

主人公の小学校時代、ライバルだった男。常に主人公より優れ、劣等感を感じ続ける存在だった。そして物語はすぐに動き出す。 警察官になった主人公は、ある殺人事件の現場で再びそのライバルと遭遇するという“宿命”。その背後には、元恋人を巻き込んだもう一…

東野圭吾「秘密」(文春文庫)

東野圭吾「秘密」は、バス事故で妻を失い、残された夫と娘の間の秘密。読み進むうちに、主人公の心情が痛いほどわかり、苦しくなった。自分がその立場だったらどういう選択をするか、と考えながら読んだ。 きっと自分なら、主人公とは違う選択をするだろう…。