経済

國貞克則「決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法」

決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法 (朝日新書 44) (朝日新書)國貞 克則おすすめ平均 「まさに、ストライクゾーン!!」基本をていねいに解説Amazonで詳しく見る by G-Tools 非常に実践的で分かりやすい本だ。この手の実用書の中では群を抜く良書。久…

竹中平蔵「竹中式マトリクス勉強法」

竹中式マトリクス勉強法竹中 平蔵おすすめ平均 少しヒントがほしいときにお薦めします肩透かしをくらう気軽に読みやすい本努力の大切さ学者の書いた「自己啓発書」Amazonで詳しく見る by G-Tools 竹中平蔵氏の言説(たとえば「グローバル化の時代→日本も対応…

山崎豊子「華麗なる一族〈上・中・下巻〉」

華麗なる一族〈上〉 (新潮文庫)山崎 豊子おすすめ平均 名作です!ドラマを見た人も原作の重厚な文章を味わって欲しい読み始めたら止まらない政官財、家族、男女が縦横に絡み合う大河ドラマ「悪」の魅力。でも、それが単純な「悪」とはいえないのが山崎作品の…

「『丸山眞男』をひっぱたきたい―希望は、戦争。」論文とその後の論争について

今年の終わりに、今年度の論題で話題になった論文とその後の論争について追ってみた(2007年12月31日記す)。 話題となった論文は、無名のフリーターが書いた「『丸山眞男』をひっぱたきたい―希望は、戦争。」(赤木智弘、論座2007年1月号:53-59p)というも…

元旦と日本経済新聞

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。今年こそは自分自身もっと成長したいです。 さて元旦を迎えましたね。元旦といえば、この7年間元旦に実践していることがあります。些細なことと言えばそれまでですが、それは日本経済新聞の元…

柴田昌治,金田秀治「トヨタ式最強の経営―なぜトヨタは変わり続けるのか」

トヨタ式最強の経営―なぜトヨタは変わり続けるのか (日経ビジネス人文庫)柴田 昌治 金田 秀治 おすすめ平均 トヨタを題材とした企業風土のケーススタディAmazonで詳しく見る by G-Tools トヨタ自動車の経営絶好調の秘密を探りたい程度の気持ちで読んだら、予…

榊原英資「為替がわかれば世界がわかる」

為替がわかれば世界がわかる (文春文庫)榊原 英資 おすすめ平均 財務官としての仕事が書かれているだけ情報をどのように扱うか。政・経・軍事・通貨を一体不可分で考える為替と経済の関係を知りたい人へミスター円と呼ばれた男Amazonで詳しく見る by G-Tools…

佐藤優「獄中記」

獄中記佐藤 優 岩波書店 2006-12売り上げランキング : 2385おすすめ平均 強靱な精神力に脱帽知性と行動、そして外交の失策。出会いの本 Amazonで詳しく見る by G-Tools しかし佐藤優氏の書く文章は、どうしてこれほどまでに読者を引きつけるのだろうか? 以…

一つの妖怪が世界を徘徊している、――グローバリゼーションの妖怪が。

一つの妖怪が世界を徘徊している、――グローバリゼーションの妖怪が。 この言葉はもちろん有名なマルクスの言葉「一つの妖怪がヨーロッパを徘徊している、――共産主義の妖怪が」(共産党宣言)をもじったものである。マルクス主義とグローバリゼーションが関係…

日本の経済政策はいかにあるべきか(安倍政権とトリクルダウン理論)

安倍晋三政権の打ち出した税制改正が、「大企業寄り」と批判を集めている。特に大手メディアは、企業に優しくて庶民に厳しい安倍晋三というラベリングで新政権を批判をしたがっている。格差社会というキーワードが大きく社会問題となるなかで、労働者や庶民…

城山三郎「雄気堂々」

雄気堂々〈上〉城山 三郎 新潮社 1976-05売り上げランキング : 52,722おすすめ平均 渋沢入門書勇気堂々この本は・・・Amazonで詳しく見る by G-Tools雄気堂々 下 新潮文庫 し 7-4城山 三郎 新潮社 1976-05売り上げランキング : 59,619Amazonで詳しく見る by …

内藤忍「内藤忍の資産設計塾―あなたの人生目標をかなえる新・資産三分法」

内藤忍の資産設計塾―あなたの人生目標をかなえる新・資産三分法内藤 忍 自由國民社 2005-01売り上げランキング : 2,672おすすめ平均 ぜひ女性にも読んでいただきたい殖やしたいねサルでは儲からないAmazonで詳しく見る by G-Tools 本書を読んでまず感じたこ…

堀江貴文氏(ホリエモン)の逮捕に接して

新興産業として有名なライブドアの堀江社長(堀江貴文、ホリエモン)が逮捕された。もし逮捕容疑が本当なら、残念、と言わざるをえない。球界への新規参入行動(結局は楽天に取られた)や、フジテレビを狙ったニッポン放送株取得には心が躍ったものだった。…

細野真宏「細野真宏の世界一わかりやすい株の本 実践編」

細野真宏の世界一わかりやすい株の本 実践編細野 真宏 文藝春秋 2005-12-14売り上げランキング : 3,128Amazonで詳しく見る by G-Tools いま話題のベストセラー。資産運用のために株でも買ってみようかと思っている方には必読の書と言えよう。 細野本の一番の…

細野真宏「細野真宏の世界一わかりやすい株の本」

細野真宏の世界一わかりやすい株の本細野 真宏 文藝春秋 2005-06-10売り上げランキング : 86おすすめ平均 まさか、これほどまでの良書だとは・・・多くの読者が大きなリターンを得られているのは、偶然ではないですこれこそ、まさに教科書!Amazonで詳しく見…

わたしたちが生きていくということ(経済学におけるトレードオフ)

1 自然に詳しいSさんのこと わたしの友人のSさんは地域の自然ガイドをやっており、地域の植物・動物について異常に詳しい。しょっちゅう地域を歩いているので、木本・草本や野鳥の判別はもとより、「今、どこどこで何が咲いているよ」とかのプチ自然情報も…

城山三郎「もう、きみには頼まない―石坂泰三の世界」

もう、きみには頼まない―石坂泰三の世界城山 三郎文芸春秋 1998-06売り上げランキング : 38,369おすすめ平均 存在感のあった財界人 石坂泰三。これは時代小説か?気骨、まさに気骨。Amazonで詳しく見る by G-Tools わたしの本書の読み方は冷めすぎているのだ…