本日の一言(案ずるより産むが易し)

 昨日、職場に行くまでは憂鬱だった。飛び込みのトンデモ案件が一昨日にはいって、それをどう処理するか、職場で決めなければいけなかったからだ。トンデモ案件なので処理の仕方はひとつだったのだが、そのように行くか不安で、前の晩の夜からあれこれ心配していた(その他にも心配な案件はあった)。
 以前からたびたび人から言われていたのだが、わたしは超が付くほどの「わが道を行く」主義者で、すべてが自分の思い通りにならなければ気がすまないタイプの人間だ。自分の考えとは違う方向にモノゴトが進んでいたら、不満で不満で、ストレスが溜まって仕方がない。仕事は楽だが自分の考えとは違う方向にモノゴトが進むより、めちゃめちゃ忙しいけど自分の思い通りに進んでいる方がよっぽどマシと考える。この性格は今となってはもうどうしようもない。明らかにサラリーマン向きの気質ではないのだが、まあ今は、自分が禄を食んでいくために勤めている。
 そんなこんなで一昨日も心配してキリキリしていたが、当日朝に出勤して打合せをしてみたら、なんのことはない、すべて自分の思い通りに処理する方向に話が進んだ。非常にあっさりしていた。昨晩の心配は何だったんだろうと、肩透かしにあった気分。でもこの手の経験は、これまで何度もしてきた。
 案ずるより産むが易し
 実際やって見ると、事前に心配したほどの事は無いもの、という意。これは本当に名言だと思う。完璧主義者で心配性のわたしは、「うまく行くかな〜」「心配だな。心配だな」とやきもきすることが多いのだが、やってみたらトントン拍子という経験は枚挙にいとまがない。そのような経験を積んできたことで、私の中で「やればできる」という自信(self-confidence)が確かなものとして存在する。
 昨日はそんな感じで機嫌良くしていたら、午後になって新しい問題が起きてしまった。他機関との連絡ミス、事前調整ミスというたぐいのもので、段取りをしっかり踏まなかったので、何人かの担当者の気分を害してしまった。言い訳はいくらでもできるんだけど、やはり、この失敗の責任はわたしにある。午前中は良い感じで仕事がすすんでいたのに、人生そんなにうまくいかねぇなぁ〜、という感じである。それにしても、いろいろな団体を巻き込んでプロジェクトをすすめていくということは本当に難しい。いろいろな意味で、わたしの人間力が問われているような気がする。
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