新年のご挨拶と本日のひとこと(酒と女と歌を愛さぬ者は一生の間バカのまま)

 あけましておめでとうございます。
 今日は、好きな写真家でありエッセイストであった星野道夫さん風に文章を書いてみます。
 北海道東武地域は、朝の冷え込みが厳しく、マイナス10度を前後するような日が続いています。札幌に9年近く住んでいましたが、札幌の冷え込みとは比べものにならないくらい、こちらは寒いです。もちろん雪の量は少ないのですが。ただこちらの家は室内をガンガンと暖房で温めるので、外に出ない限りそれほど冬の寒さは気になりません。室内温度なら本州の家の方が寒いかもしれません。
 早いもので北海道に移り住んでから13年目に突入しますが、今年は久しぶりに北海道で年越しをしました。いつもは実家の本州に帰省しているのですが、今年は事情があって北海道に残りました。ですので、この正月休みは、普段のバタバタの中で手を付けられなかったことに取りかかろうと思っています。箇条書きにすると。

・溜まりに溜まっている書類の整理      ・新聞切り抜きの整理
・書かなければいけない原稿の準備     ・英語勉強の立て直しと実践
・読まないまま「積んで」おいた本を読む   ・近くの公園で歩くスキー
・見たくて貯めておいた映画を見て映画評を書く

 実は、昨年の11月下旬にぎっくり腰っぽいのをやり病院通いしていました。原因はデスクワークをぶっ続けてやったことによる疲労だそうです。季節的にも冬は腰に良くないそうです。腰の状態はもうかなり良いのですが、ぶっ続けに原稿を書いたりだとか、まだ無理はできそうにありません。腰の病気のこともあるので、この正月休みは本当はもう少し野外に出て体を動かした方が良いのですが、上記の宿題がある以上、結局、家の中で多くの時間を過ごしてしまいそうです。
 今年はわたしの生活にも大きな変化が起こりそうです。これまでわたしは職業として森づくりをしてきたので、自然の不思議には日々接してきているのですが、今年はわれわれ人間自身の不思議と向き合わなければならなくなりそうです。さまざまな感情が混じりうまく表現できませんが、哲学者の内山節風に言えば、すべてのものごとが「無事」にすすんでくれることが一番なのでしょう。
 さてこのブログももっと充実させるつもりです。コンテンツの数を増やすことも課題の一つなのですが、いま最も気になっているのはコンテンツの質を高めることです。ひとつひとつの作品評のストーリーをうまく要約することは基本ですが、さらに大切なことは、その作品をどのような視点で、どう分析するかの方法論を確立することです。ただここで難しいのは、一つの方法論ですべての作品を見ていくみたいな芸のないことはやりたくないことです。本にしても、映画にしても今ではさまざまなタイプの作品が発表されています。それらの多様性すべてに通用する一つの方法論があるとは思えません。できれば5つくらいの方法論を自分の中でしっかりともって、作品タイプごとに分析軸を使い分けていくような方法論を目指したいです。
 東京大学の井上真先生が地域研究の方法として「地域を解明するためにあらゆる分野のツールを使っていく、これは総合格闘技だ」という趣旨のことを書いていますが、このブログの書評・映画評もこれからは総合格闘技方式で分析していきたいものです。今のわたしの力量ではまだまだ、長い旅の途上といわざるをえません。
 最後に、上記の文章とまったく関係がないですが、最近印象に残ったことば。
「酒と女と歌を愛さぬ者は一生の間バカのまま」(マルチン・ルター)
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